★ 毛穴ケア サプリメント
毛穴ケアというと体の外側からのケアを考えますが、毛穴の開きは肌の表面だけの問題ではありませんので、体の内側からのケアもとても重要です。
肌の基本となる栄養素はタンパク質、ビタミンA、ビタミンCなどですが、毛穴ケアを考えた場合、特に摂取したいのはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCです。
そのほかにも美肌を作るために必要な成分はたくさんあり、最近ではサプリメントとして手軽に手に入るようになりました。
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【ビタミンB1とは】
水溶性ビタミンのひとつで、糖の代謝を促進しエネルギーを産生する過程で必要な酵素の作用を支える栄養素(補酵素)。
肉類、魚介類、穀類、豆類など幅広い食材に多く含まれ、乳酸処理を行う酵素を助け、疲労回復や筋肉痛を解消するほか、神経伝達物質の合成に必要とし、脚気(かっけ)予防、脳・神経機能を正常に保つなどの作用があるとされる。
成人1日あたりの最低必要量は0.5~1.0mgです。
ビタミンB1を多く含む食品には、豚肉、ハム、うなぎ、小麦胚芽や小麦粉などの穀類、大豆やグリンピースなどの豆類、種実類、うなぎやフナ、こいなどの魚介類などでがあります。
中でも豚肉やうなぎは含有量が特に豊富なので、ビタミンB1を補うにはもってこいの食品といえます。
【ビタミンB2とは】
水溶性ビタミンのひとつで、糖質・脂質・たんぱく質などの代謝に不可欠な成分。
特に、摂取した脂質を効率よくエネルギーに変換する働きをもつ補酵素です。
レバー、魚介類、豆類、牛乳、卵、緑黄色野菜、海藻などに多く含まれ、多くの物質代謝に関わるほか、皮膚・爪・毛髪を丈夫にし健全な発育を促進、神経系の働きを正常化、脂肪燃焼の促進、動脈硬化症・高血圧症・心筋梗塞・脳梗塞など生活習慣病やがんの予防などの作用があるとされています。
【ビタミンCとは】
水溶性ビタミンの1つで別名アスコルビン酸ともいう。
新鮮な野菜・果物や緑茶などに含まれ、熱に弱くすぐ分解してしまうが、強い還元作用があり体内の酸化還元反応に関与する。
欠乏すると壊血病を起こしてしまいます。
そのほか免疫力の強化や抗酸化作用をはじめ、ビタミンCは多彩な働きをもつ栄養素です。
そして、その1つがコラーゲンの生成です。
コラーゲンは皮膚や筋肉、骨、血管の細胞を結合する組織で、ビタミンCが欠乏すると肌の張りが失われ、簡単に出血するようになってしまいます。
また、色素の沈着を防いでシミやソバカスを予防するなど、美容にもビタミンCは大変有効です。
ビタミンCはタバコを吸ったり、精神的なストレスがかかると大量に消費されるので、該当する人は特に十分な補給が必要です。
また、ビタミンCは水に溶けやすく、熱にも弱いため調理は手早く済ませてください。
ビタミンCの含有量の多い食品には、グァバ、赤ピーマン、芽キャベツ、パセリ、ブロッコリー、ニガウリ、キウイ等があります。
成人1日あたりの最低必要量は男女とも100mgです。
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★ その他、美肌の生成に有効な栄養素
【コラーゲン】
コラーゲンとは、動物の骨、軟骨、象牙質、腱、皮膚、角膜などの結合組織を構成する主要なたんぱく質で、哺乳類では体の総たんぱく質の25%を占めています。
コラーゲン分子は3本の長いポリペプチドの鎖がらせん状に絡まったもので、その独特のアミノ酸配列が構造の安定化に役立っています。
この分子が少しずつずれて多数並んだものが膠原(こうげん)繊維です。
成長とともにポリペプチド鎖間に架橋結合が生じて不溶性になり、これが老化の原因の1つと考えられています。
コラーゲンは、美肌に有効なサプリメントの中でも断トツに人気があり、化粧品でもコラーゲンが配合されているものは非常に人気ですし、食事に関してもコラーゲンの入っている食品はとても人気があります。
サプリメントやコラーゲン入りの美容ドリンク、コラーゲン入りのゼリー等も大変人気があります。
【プラセンタ】
コラーゲン同様、非常に人気があるのがプラセンタです。
プラセンタとは、動物の胎盤または植物の胎座のことで、肝機能障害の治療に用いられるほか、美容にも効果があるとされています。
一般的には哺乳類の胎盤から栄養素などの成分を抽出した胎盤エキスのことを「プラセンタ」と呼んでいます。
処方箋医薬品としては更年期障害や乳汁分泌不全、慢性肝炎などに使用され、美容領域や歯科領域としても使用されるが、自由診療となります。
サプリメント・化粧品としても関連商品が広く流通しています。
【ヒアルロン酸】
ヒアルロン酸は注射や化粧水やサプリメントとして使われていますが、どのような物でしょうか。
もともと体の中に存在している成分ですが、加齢と共に減っていき40代以降になるとピーク時の半分にもなります。
保湿性を保つためにも体の内外からの補給が必要不可欠です
ヒアルロン酸とは、人や動物の身体の中に含まれている多糖類の1種で、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種で学術上はヒアルロナン(英: hyaluronan)と呼びます。
眼球の硝子体(しょうしたい)や関節液・臍帯(さいたい)・皮膚などに広く分布しており、多量の水と結合して粘りのあるゲル状となり、組織構造の維持や細菌・毒物の侵入防御などの役割をします。
ヒアルロン酸は、悪性胸膜中皮腫の腫瘍マーカーであり、胸水でのヒアルロン酸の検出はこれを示唆します。
早老症においては尿中ヒアルロン酸濃度が高くなり、肝硬変では血清中のヒアルロン酸濃度が上昇します。
また、ヒアルロン酸は女性の子宮や生理に関連するホルモンバランス、自律神経などにも深くかかわっています。
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【エラスチン】
エラスチンとは、血管壁や靭帯(じんたい)など弾性組織の一部をなすゴム状たんぱく質のこと。
ヒトのエラスチン含有量は、項靱帯で約78~80%、動脈で約50%、肺で約20%、真皮で約2~5%を占めており、ヒトだけでなく、ブタやウシ、ウマなどの哺乳類やその他では魚類などにも含まれています。
エラスチンは皮膚や血管では年齢と共に減少し、シワの原因となります。
【コエンザイムQ10】
抗酸化作用のある脂溶性のビタミン様物質で、ユビキノンの別称。
コエンザイムQ10という名前はサプリメントや化粧品でよく使用されています。
脂溶性のビタミン様物質のひとつで強力な抗酸化作用をもち、エネルギー産生に不可欠な補酵素です。
牛肉、豚肉、牛・豚・鶏などの内臓、魚類、落花生などに多く含まれています。
細胞内のミトコンドリアで糖質・脂質・たんぱく質の代謝に関わる補酵素として機能するほか、免疫機能の増強、細胞膜を酸化から保護して酸素の利用効率を向上、心臓機能の維持・改善、生活習慣病の予防、美肌、冷え症、肩こりの改善などさまざまな効果があります。
【ビタミンE】
ビタミンEは別名トコフェロールともいい、細胞や赤血球を包む“膜”を支える重要な成分です。
この膜が細胞や赤血球の酸化を防ぐため、ビタミンEが長期間不足すると膜が酸化して壊れやすくなります。
すると貧血やE活性酸素による酸化でシミができたり、皮膚の抵抗力がなくなるといったことに繋がります。
ビタミンEの代表的な働きは、高い抗酸化作用で、これによって有害な活性酸素を除去し、細胞膜(さいぼうまく)を保護します。
それとともに脂質(ししつ)が酸化されてできる、過酸化脂質の生成も防止します。
過酸化脂質は内臓、血管など全身に沈着して、動脈硬化(どうみゃくこうか)、生活習慣病、老化、認知症などを招くとされており、ビタミンEは、これらの防止に効果を発揮します。
さらに血行をよくしたり、肌のシミや冷え症を防ぐ働きもあります。
ビタミンEが不足するとシミができたり、皮膚の抵抗力がなくなり、妊娠中の女性は流産しやすくなるので注意が必要です。
ビタミンEの含有量の多い食品としては、ヒマワリ油、アーモンド(乾)、抹茶mg、マヨネーズ(全卵型)、マグロ油漬け缶詰(フレーク・ホワイト)、たらこ等があります。
成人1日あたりの所要量は男性10mg、女性8mgです。
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